ワンタッチピアスの緩み、こう直せます
ワンタッチピアスがゆるくなった?
その理由と、自宅でできる直し方
長く使うほど出てくる、よくあるお悩みです。
原因と、シルバー925製ピアスに有効な調整方法をご説明します。
なぜゆるくなるのか
ワンタッチ(開閉式)ピアスは、耳針の先端を小さな凹みに引っかけることで閉じる構造になっています。取り付け・取り外しのたびに指で押し込む動作を繰り返すうちに、金属が少しずつ疲労し、針の角度がわずかに下がってしまうことがあります。
これは素材の特性によるものであり、品質の問題ではありません。特に毎日着用するピアスでは、数ヶ月〜数年のスパンで起こりやすい自然な変化です。
シルバー925は比較的やわらかい金属です。
だからこそ、やさしく調整すれば
元の状態に戻すことができます。
サージカルステンレスやチタン製のピアスは硬度が高く、一度変形すると元に戻すことが難しい場合があります。一方、シルバー925(スターリングシルバー)は適度な柔軟性を持つため、針を少し持ち上げるだけで閉まり具合を回復させられることが多いのです。
本記事はシルバー925(純銀92.5%)製のワンタッチピアスを対象としています。素材や構造によって調整の可否が異なりますので、ご不明な場合は購入店舗へお問い合わせください。
かんたんリカバリー方法
必要なものは指だけです。道具は一切不要。以下の3ステップで、多くの場合ゆるみを改善できます。
ピアスをゆっくり開き、耳針の角度を観察してください。正常な状態では、針は留め具の凹みに向かってわずかに上を向いています。ゆるみが生じているピアスは、針がやや下を向いて(水平に近い状態に)なっていることが多いです。
針がぐらついていたり、折れかけている場合は調整を中止し、専門の修理へご相談ください。
親指と人差し指の腹を使い、耳針の根元に近い部分をやさしく上方向へほんの少し持ち上げるようなイメージで角度を調整します。
力は最小限に。一度に大きく曲げようとせず、少し持ち上げては閉じて確認する、という動作を繰り返してください。シルバー925は繰り返しの曲げに弱いため、一度で調整できる量は微量で十分です。
調整後、ピアスをゆっくり閉じてみてください。「カチッ」という小さな手応えがあれば成功です。
閉じた後、軽く引っ張ってみて外れないことも確認しましょう。手応えが感じられない場合は、ステップIIに戻り、もう少しだけ角度を調整してみてください。
調整の際のご注意
強く押したり引っ張ったりすると、針がぐらついたり、最悪の場合は折れてしまうことがあります。シルバー925は柔軟性がある一方、繰り返しの強い曲げには弱い素材です。「少し動かす → 確認する」を根気よく繰り返し、決して無理をしないでください。
数回試みても「カチッ」とした手応えが戻らない場合は、金属疲労が進行している可能性があります。その場合は、専門のジュエリー修理サービスへご相談いただくことをおすすめします。無理な調整を続けると、針が破損してしまいます。また、SMUKにてご購入いただいたピアスについては、お気軽にお問い合わせください。
- 調整は明るい場所で、安定した台の上で行ってください
- 爪先ではなく指の腹を使うと、力加減がコントロールしやすくなります
- 調整後は数日間、着用中に外れていないか様子を確認してください
- 定期的にピアスの状態を確認する習慣をつけると、ゆるみが軽微なうちに気づけます